第6回しずおか世界翻訳コンクールの授賞式と、第7回の募集開始
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第6回しずおか世界翻訳コンクールの授賞式と
第7回しずおか世界翻訳コンクールの募集開始
静岡県では、我が国の優れた文学を世界の人々に紹介し親しんでもらうとともに国際相互理解を進めるため、世界の言語を対象とした日本文学の翻訳コンクールを1995年から2年に一度開催しています。
去る9月29日(土)、静岡市で第6回コンクール(対象言語:英語、仏語、中国語)の授賞式を開催し、併せて第7回コンクールの募集開始を宣言しました。式には、各部門の最優秀賞受賞者をはじめ9名の受賞者が参加し、最優秀賞者3名がいずれも流暢な日本語で受賞の喜びを語りました。
<受賞者のコメント>
英語部門では、ラクエル・A・L・ヒル(ニュージーランド32歳、神奈川大学特任助教)さんが、「コンクールに参加し多くのことを学んだ。翻訳者は言葉の専門家だけでなく、研究者でなければならない。例えば、課題を翻訳する場合、当時の文壇に関する資料を徹底的に読み、作品の主要モチーフである「梅」を知るため、実際に梅園にも足を運んだ。日本と日本語、日本人に出会えて本当に良かった。」と笑顔で話しました。
また、フランス語部門のマリー・フシェ(フランス67歳、無職)さんは、「若い頃から日本とは不思議な縁がある。2005年にパリの日仏文化協会を退職したが、これまで日本の純文学を翻訳するチャンスを逃していた。このコンクールのお陰で新しい道が開けたような気がする。これからも翻訳を通じて日仏の文化交流の橋渡しとなりたい。」とフランス語を交えながら感想を述べました。
最後に中国語部門受賞者、新婚のキョ・ヤクナ(中国32歳天津師範大学外国語学院日本語教師)さんが婚礼衣装の美しいチャイナドレスで登場。「12歳から日本語の勉強を始めたが、20年前の中国では日本語の参考書はほとんど手に入らなかった。今は日本語ブームの感があり、参考書やDVDも格段に増えた。第2回コンクールの最優秀賞受賞者が大学の同級生だったことから、8年前にこのコンクールのことを知った。今回の受賞を私以上に夫が喜んでくれた。」と喜びの大きさを語りました。
<その他受賞者>
英語部門優秀賞:N・H・プレストン(アメリカ)、K・J・スタインバック(アメリカ)
奨励賞:C・W・ハース(アメリカ)、R・O・ミラー(ニュージーランド)
フランス語部門優秀賞:K・S・ラップ(フランス)、下山 大助(日本)
奨励賞:J・カラス(フランス)、杉江 扶美子(日本)
中国語部門優秀賞:ショウ・ケイブン(台湾)、チョウ・ユウ(中国)
奨励賞:チョウ・ライ(中国)、タン・ジンガン(中国)
「しずおか世界翻訳コンクール」は、地方自治体レベルとしては極めてユニークであり、また地味な事業ですが、このコンクールを通じて世界各国の日本文学の翻訳者を育成することは、日本文化の海外への情報発信のためには不可欠として取組んでいます。
<第7回世界翻訳コンクールの募集開始>
1審査委員
審査委員長ドナルド・キーン(コロンビア大学名誉教授)
英語部門大岡 信(詩人、日本芸術院会員)
ジャニーン・バイチマン(大東文化大学教授)
ドイツ語部門檜山哲彦(東京藝術大学教授)
エドゥアルド ・クロッペンシュタイン(チューリッヒ大学教授)
韓国語部門山口和男(長安大学講師)
呉英珍(東国大学名誉教授)
2応募期間
2007年9月29日(土)〜2008年12月10日(水)必着
3翻訳課題
次の中から小説、評論各1編を選択し、2編1組として翻訳
○小説:「まず小さな丸いものが」、「朱盗」、「花やぐひと」
○評論:「化け物の進化」、「ほころび」、「数奇の遁世者西行」
4翻訳言語
英語、ドイツ語、韓国語
5賞
○最優秀賞/各1名表彰状、賞金100万円、日本留学等助成金(1年間)
○優秀賞/各2名表彰状、賞金30万円
○奨励賞/各2名表彰状、賞金10万円
※各言語の最優秀賞受賞者には、静岡県内の大学などへ1年間留学するための、助成金が与えられます。但し、原則として本コンクールの終了後1年以内に留学できる方に限ります。
6応募先、問い合わせ先
しずおか世界翻訳コンクール実行委員会事務局
〒420−8601静岡県静岡市葵区追手町9番6号
静岡県教育委員会文化課内
TEL.054−221−3109FAX.054−250−2784
Eメールshizuoka@po.sphere.ne.jp
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